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一世一台(一代)の選択 1 [エピソード]

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時は1992年秋。

前年の春より転勤のため東京へ単身赴いていた私は無性に車が欲しいという欲求に駆り立てられました。最大の理由は週末、帰阪するときの移動手段としてです。元来、車好きな私は車なら時間の制約を受けず東京-大阪間約550kmを自由に往来できると考えたからです。

1990年代初めの日本は俗に言うバブル期の後半で経済はまだ活況を呈していました。自動車産業も隆盛を極め、輸出販売、国内販売ともに絶好調な時期です。1980年代後半より始まった高級車ブームはシーマ現象という社会現象まで引き起こし、この時期にはR32スカイラインGT-R、NSX、ユーノスロードスターなど歴史に残る名車が登場しています。

購入の決意をすれば、早速車種選定です。しかしながらサラリーマンで貧乏な私がターゲットに出来る車種は予算的におのずと絞り込まれてしまいます。といっても本来の目的を達成するための適した車種を選定しなくてはなりません。予算は無視して理想的な候補車をピックアップしようと考えました。

候補車は

1.日産 フェアレディZ、スカイラインGT-R

2.三菱 GTO

3.トヨタ スープラ、ソアラ

4.アンフィニ RX-7

5.スバル アルシオーネSVX

6.その他、トミーカイラのプリメーラや同じくBMWの3シリーズも見に行きました。

目的を達成するに適した車を選定するにあたり、こだわったのは、東京-大阪間、往復1000km以上を安全に、快適に、しかも速く移動できる性能を備えた車 。そして、その他の付加価値として、最低10年以上乗れる車、将来結婚して子供が出来ても乗れる車。とにかく欲張りに欲張りました。

考えに考え、選びに選びに抜いた末、たどり着いたのは 

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スバル アルシオーネSVX                  
全ての条件を満たしていました。

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一世一台(一代)の選択 2 [エピソード]

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 覚悟を決め、東京目黒にある中央スバル碑文谷営業所へと一路向かいました。
営業所では以前から対応してくれていたメカニックあがりで叩上げのベテラン営業マン細野さんが担当してくれました。
 細野さんは本当に親切な方で購入後も誠心誠意のサービスをしてくださいました。
時折、私が当時住んでいた大田区下丸子のアパートの近くまで来てくれて駅前の喫茶店でおいしいコーヒーを一緒に飲んだりもしました。私にとっては青春のいい思い出です。
 私がオーダーしたSVXは4WDで本革シート、4WS、ABS、12連装CDチェンジャーなどが標準装備されているトップグレードのバージョンL、色はブラックマイカです。それにエアバッグや空気清浄機などのオプションを合わせると総額で420~430万円ほどになったと思います。
 父親から150万円借入れ残りの280万円は60回払いのローンを設定しました。
当時の私にとってはまさに人生のパートナーを選ぶ 一世一台(一代) の選択でした。
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一世一台(一代)の選択 3 [エピソード]

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1993年1月待ちに待った納車です。

ピカピカに黒光りするブラックマイカのSVX。イタリアの工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ率いる名門イタルデザインがデザイン設計したボディスタイルは無国籍感が漂い、他の国産車とは明らかに違いました。走り出すと3300ccの水平対向エンジンが力強く重量ボディを推進させる。感動的でした。日本全国どこまでも走って行けると思いました。

早速12連装のCDチェンジャーに浜田省吾のアルバム(生まれたところを遠く離れて~CLUB SURF & SNOW BOUND)をセットし大阪へと向かいました。大好きなSVXを駆り、大好きな浜田省吾を聞きながら走り続ける。運転が大好きな私にとっては、まさに至福のひとときです。週末が楽しみで楽しみでなりませんでした。現在でも12連装のCDチェンジャーには、そのときのまま浜田省吾が12枚セットされています。今でもSVXに乗ると時代を忘れ20代の頃の自分に戻ります。

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一世一台(一代)の選択 4 [エピソード]

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1993年夏

 19:00ごろ横浜上大岡での仕事を終えた私はSVXでそのまま大阪へ向け走り出した。そして24:00ごろ大阪で父親をピックアップし、休憩を取らず、またそのまま父親の故郷である宮崎県の田野町に向け走り出した。

 実は定年後一人寂しく大阪の実家に暮らす父親との故郷宮崎までのドライブはSVXを購入したときからの夢でした。夢を実現できた喜びとSVXをいつまでも運転できる喜び、そして音楽はいつも浜田省吾。変わり者の私にとって他の何ものにも変えられない幸福な時間と経験です。

 走行中ヘビースモーカーだった父親はタバコを吸い続けていました。現在でもタバコを吸ったことのない私が空気清浄機をあえて取り付けた理由は実を言うとこの日のためでした。オプションの空気清浄機を取り付けていて良かったなと思いました。

 結局目的地に到着したのは翌日の10:00過ぎくらいだったでしょうか。ほとんど給油以外の休憩を取らず15時間以上走り続けた私の体力は今でも自慢の一つです。丈夫で健康な身体に生んでくれた両親には本当に感謝します。ちなみにこのときのSVXの平均燃費は11.5km/Lでした。以来、この数字を上回ったことはありません。

 それと余談ですが、この年の3月初め、SVXのルーフにマグネット式のスキーキャリアを乗せ、仲間数人と数台の車に分乗してハチ北高原スキー場へ行きました。その時、たまたま私のSVXの助手席に乗った女性が現在の妻となりました。

 私の思い出のシーンにはいつもSVXが一緒です。

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一世一台(一代)の選択 5 [エピソード]

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 そして、現在の私は VOLVO S80 T6 を普段の足としている。この車は安全性能、基本性能が高いのは言うまでもなく、車格のわりに意外と燃費がよくて乗り心地の良い快適な車です。
 
この車を選定するきっかけになったのは大阪に帰ってからSVXのメンテナンスを10年以上お世話してもらっている大阪スバルの守口営業所が当時VOLVOを取り扱いしていたからです。
 このときもやっぱり10年以上乗ることを前提に決めました。10年後でも古さを感じさせないだろう控えめで上品なデザインが気に入ったのと、義父が以前760に乗っていて鳥取まで一度運転した時にいい車だなと感じたこと、そして、VOLVOの企業としての理念、哲学に魅力を感じたことが車種選定の理由でした。
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一世一台(一代)の選択 6 [エピソード]

 
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 最近、日本の一流企業では社長さんは LEXUS LS600h 会長さんは TOYOTA PRIUS に乗るのが流行らしい。ハリウッドには TOYOTA PRIUS を全色揃えた有名俳優もいるそうだ。  
 環境問題に関心を寄せたり、実際に取り組むことが企業や個人のイメージアップにつながり人気や業績に良い影響が出るようです。  
 このような傾向は大変良いことだ。日本には是非この分野で世界的な牽引役となって環境保全や保護に貢献して欲しいと思う。
 私は、手法は異なるが「物を大切にする」という事で環境問題に貢献したいと思っている。そしてSVXを通して子供たちにそれを体現していこうと考えている。
 しかし、実際に物を大切にすることは、社会制度上非常に難しい。車で言えば11年以上経過した車は自動車税が高くなる。ディーゼル車の問題も然り、ある日突然社会悪とレッテルを貼られ追放されるという憂き目にあっている。過去に生産された車が現在の排ガス基準に合わないのは当たり前のことである。形あるものにはすべて終わりがあり、しかもそれ以上、減ることはあっても増えることはない。前者の物を大切にした結果、車を長く所有するものは逆に減税されても良いくらいである。後者は役割を果たし寿命を迎えるまで静かに待つのが筋ではないかと思う。
 
 日本の社会にはこのような矛盾が多い。やはり政治が悪いのだろう。

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一世一台(一代)の選択 7 [エピソード]

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2008年

現在、父親は私たち家族と離れ老人福祉施設で寂しい毎日を送っている。 

宮崎までのドライブ中、灰皿の周りに灰をひどくこぼす父親を私は何度も注意した。

            ・・・数年後、そのときすでに痴呆が始まっていたことに気付いた。

父親のために何もしてやれなかった自分の無力さが悔やまれる。

もし、もっと早く気付き、適切な対応をしてあげることが出来ていたら・・ と後悔する。

父親が健康で自立した生活が出来ている間に、親孝行をもっとたくさんしてあげたかった。

無念でなりません。

最近、施設を家族で見舞うたび

「よう来たね。ようここに居ることが分かったね。」と涙を流す父 

ひとりの男の人生・・

 

夢 想

~大好きなSVX、浜田省吾が流れる車内、目的地は父親の故郷である宮崎県の田野町~

運転する私と長男の開喜、次男の束早。そしてお父ちゃん。

男4人三世代の長距離ドライブ。 

どれほど嬉しいだろう。

どれほど喜ぶだろう。

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叶わぬ夢となりそうだ・・

 


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ルーツを求めて(その1) [エピソード]

最近、奥州(宮城県)をひとり旅した。

目的は自分のルーツ探し。

旅の目的地は宮城県本吉郡の朝日館跡(あさひだてあと)

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ルーツを求めて(その2) [エピソード]

仙台より東日本旅客鉄道気仙沼線快速列車「南三陸1号」に乗り約80分。

三陸海岸にほど近く、潮風薫るのどかな駅「志津川」に私は降り立った。

そして川沿いを山手に向かい歩くこと数キロ、左手に小高くそびえる朝日館跡が見えた。

標高70メートルほどの小さな山だ。

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ルーツを求めて(その3) [エピソード]

一の丸。

ようやく頂上にたどり着いた。

そこにあるのは二つの祠(ほこら)らしき建造物。それ以外何もない。

    

とりあえず、大きいほうの祠の軒先に腰かけた。

上着を脱ぎネクタイを外し汗をぬぐった。

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